2012/02/22

書作展 at 銀座

先日、アトリエに遊びに来て下さった、
森村先生、石井先生ご姉妹が出品されている書作展にお邪魔してきました。
とってもステキでしたのでご紹介させて頂きます。

石井先生
『高野切第三種』
高野切(こうやぎれ)は、平安時代後期、11世紀に書写された『古今和歌集』の写本の通称。
『古今和歌集』の現存最古のテキストとして、日本文学史日本語史の研究資料として貴重であるとともに、
その書風は仮名書道の最高峰として古来尊重され、日本書道史上もきわめて重要な作品といわれるもの。

穏やかで流れるような書体で表装も素敵なお軸です。


石井先生 『虎』
寅年の息子さんの為に書かれた書だそうです。
最後のひとあしが虎のしっぽのよう。
墨に金を混ぜてデザイン的で力強い書に。


森村先生 『華』
『華』という字にふさわしいとっても華やかな書。
文字の美が表現されています。


森村先生 自詠句
『微笑たたえ するりと虹に 母かくれ』
なんともいえない美しい表現に感動しました。



小倉百人一首の屏風
挿絵も入っていっそう華やかな屏風。



こちらの屏風は日本刺繍が施された布地と和歌の
組み合わせがモダンな雰囲気。


『君が代は千代に八千代に....』
もとは古今和歌集の短歌で平安時代に詠まれた歌。
表装のデザインと配色が斬新なお軸。



『壽』
ことぶきの文字を崩した書が笑った顔にもみえる、ユーモラスな書。
見ているこちらも笑顔になるお作品。

雍容苑 書作展
平成二四年 二月二十日~二月二五日
文藝春秋画廊



石井先生には松が描かれたヴィンテージ着物のジャケットをお召し頂きました。
素敵に着こなして頂きましてありがとうございます。

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